株式投資の楽しみのひとつとして、株主優待があります。
株主優待は企業から株主への感謝の気持ちを形にしたものだと言われています。
株式を購入して、会社の財政面を支えてくれてありがとうという意味が、株主優待には含まれていると言われています。
株主優待がもらうためには、欲しい銘柄を購入し、「権利確定日」まで保持する必要があります。株式優待についてまとめたサイトなどを見ると、権利確定日が記載されていますので参考にしてみましょう。
またネット株の銘柄情報を見ると、株主優待について書かれている欄があるため、そこをチェックするいいでしょう。
さらに購入したいと思った銘柄の企業のホームページから株主優待の権利確定日を知ることもできます。ホームページの「IR」というページを見ると、株式についての情報がいろいろと書かれていますので参考にしましょう。
権利確定日を過ぎるまで銘柄を保持していると、配当や株主優待をもらう権利を得ます。その後は株を売ってしまっても問題なく、株主優待をもらうことができます。
権利確定日から2か月から3か月ほどで、株主優待が届くことが多いようです。
株主優待の内容は、自社商品や、割引券、サービス券などであることが多いです。
食品会社なら、レトルト食材や、調味料など、日持ちのする自社製品が株主優待になることが多いようです。
またレストランを経営している企業の銘柄の場合、展開しているレストランの食事券や割引券をもらえるケースが多いです。飛行機会社や鉄道会社などの場合は、飛行機のチケットの割引券や、鉄道チケットの割引券をもらえるケースがほとんどです。
すべての企業が株主優待を出しているわけではないため、先入観で決めずに、きちんと株主優待が提供されているか調べるようにしましょう。人気の高い株主優待を出している企業の銘柄は、ファンが多いです。
毎年の株主優待が来るのを楽しみにしているため、めったなことでは株を売却したりしません。そのため株価が安定していて、急に値を下げるようなことがないのも魅力です。
株主優待が魅力的な銘柄を購入すると、大きく値を下げるリスクが軽くなると言えるでしょう。
また純粋に、株主優待が贈られてくるのを待つのは楽しいものです。利益確定日をずらして、いくつもの株を購入すれば、少ない資金でも、年間を通じてたくさんの株主優待を受け取ることができます。株式投資が楽しくなるのではないでしょうか。